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『散歩のいいところ』 いしぐろゆうこさん

子どもをモチーフに心温まるイラストを描くいしぐろゆうこさん。
出産を機に、しばらく仕事を控えていましたが、昨年から活動を再開。
「むさし境サイダー」のラベルデザイン制作や保育園に通う親子向け冊子「ゆめのはこ」の挿絵制作など、
身近な人とのつながりから少しずつ仕事が生まれています。

人がイキル

『散歩のいいところ』 いしぐろゆうこさん

市民講座がきっかけで、
地域の人とつながる

「文章力を身につけて、〝イラストエッセイ〟という新たな仕事のスタイルを確立させたい」。そんな思いから、いしぐろゆうこさんは市が主催する『書き方講座』を受講した。

育児に追われながらも、思い切って踏み出した第一歩が地域の人とのつながりを生み、仕事へと結びついた。講座の最終日に受講生仲間の星山里恵さんから、武蔵境駅北口にある「すきっぷ通り商店街」のイラスト制作を打診されたのだ。里恵さんのご主人、星山孝明さんは武蔵境駅前商店街協同組合の理事の1人。

里恵さんといしぐろさんが知り合ったころ、ちょうどイラストを描く人材を探していたのだった。折しも、すきっぷ通り商店街ではご当地商品として「むさし境サイダー」を売り出す企画が進行中で、商店街と関わりはじめたいしぐろさんに、商品の顔ともいえるラベルデザイン制作の依頼が回ってきた。

昨年5月、地元のイベントに合わせて販売がスタートしたむさし境サイダーは4日間で初回入荷の約800本を完売。地域住民の反応は上々、各種メディアにも大きく取り上げられた。商店街の店主らと顔なじみになったいしぐろさんは、その後、商店街のサマーセールのポスターを手がけることになった。

(上)ラムネのようなやさしい味わいが特徴のむさし境サイダー。ラベルデザインは「懐かしい感じが出るように心がけた」といしぐろさん
(左下)むさし境サイダー開発にあたり、昭和4年創業の老舗、東京飲料合資会社を紹介したファミリーマート武蔵境駅北口店店長佐野勇輝さん(右)
(右下)すきっぷ通りにあるお茶屋さん「下田園」店主、下田和弘さん(左)と。下田園で販売したむさし境サイダーは、すでに完売

身近な人から人へ。
仕事が生まれ、
道が開ける

むさし境サイダーのラベル用にイラストを描いたことで、新たな仕事が生まれた。入稿に問題がないか確認するため、友人のふじわらさんにデータを送ったところ、そのイラストをふじわらさんが冊子「ゆめのはこ」の編集者に紹介。結果、挿絵を依頼されることになった。ふじわらさんは表紙のイラストを制作、いしぐろさんは本文中の座談会ページや悩み相談コーナーのイラストを担当した。

2人は子どもたちが通う幼稚園で出会い、園内では少ない同業者だったことからすぐに意気投合。子どもを送り出したあと、自宅に招いてお互い近況を報告し合ったり、吉祥寺のギャラリーで二人展を開催するなど、いまも刺激し合う仲だ。自宅のリビングは家族や友人が集う場所であり、いしぐろさんの作業場でもある。

(上)子どもが通う幼稚園で出会ったふじわらさんとはいまでも家族ぐるみのつきあい(自宅近くの吉祥寺西公園で)
(左下)同業のふじわらさんとはときどき会い、お互いの近況を報告して刺激し合う

ポジティブな
気持ちになれる散歩は
いいことがいっぱい

いったんイラストを描きはじめると、自宅にこもりがちになる。「でも、手を動かしたり頭で考えるだけではうまくいかない。何事においても、体全体を動かすことが大事だと思うんです」

いしぐろさんは毎日1回は外に出て歩くようにしているという。「天候にかかわらず、ほぼ毎日散歩しています」。外に出れば自ずと視線は外界へ向き、視界は開けてくる。同じ道でも時間帯や天候、季節によって景色は異なり、偶然の出会いや発見もある。

散歩のいいところをいしぐろさんに尋ねると即答した。「思い立ったらいつでもはじめられるところです。お金もかからないし、歌も唄える。アイデアが湧いてきて、考えがまとまることも多い。それから…」。続きは、「ののわトーク&散歩」で聞くことにしたい。

(上)「りわ∞ゆうこ イラスト展」出品作品。朝、子どもを幼稚園に送ったあと井の頭公園に立ち寄り、スケッチした草花がモチーフに使われている
(左下)画材は透明水彩絵の具、水彩色鉛筆、ペンなど
(右下)作業場はリビングの一角にある。下書きした後、ライトボックスを使って本番用のイラストを描く

いしぐろゆうこさん ~これまでの歩み~

1976年 杉並区荻窪に生まれる
1978年 西東京市(旧田無市)に転居
1994年 武蔵野美術大学建築学科入学
1998年 卒業後、建築設計の仕事に携わる(2003年退職)
2003年 カタログ編集や企業広報の仕事に転職(2006年退職)
フリーランスのイラストレーターとしても活動を開始
2006年 武蔵野市に転居
2007年 2月、第1子出産
2008年 「エホン・テホン・ミホン展」に絵本「ゆりちゃん」を出展(mono gallery)
12月、第2子出産
2012年 3月、「書き方講座」で知り合った友人から、すきっぷ通り商店街のイラストを依頼される
4月、「むさし境サイダー」のラベルデザインを制作
5月、フリーマガジン「ゆめのはこ」の挿絵を担当
6月、すきっぷ通り商店街サマーセールポスターを制作
9月、ふじわらりわさんと「りわ∞ゆうこ イラスト展」開催(mono gallery)
11月と12月に「読売KODOMO新聞」のイラストと漫画を制作
2013年 現在、人との出会いを大切にしながら、子どもに関するイラストや漫画を制作している

イラスト:いしぐろゆうこ

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記事関連イベント

ののわトーク

第4回 ののわトーク&散歩
「散歩のいいところ」

ののわエリアのいいところは?と聞かれて、
「散歩をしたくなるような場所がたくさんあること」
と答える人はたくさんいるように思います。

いしぐろゆうこさんもそのひとり。
天候にかかわらず、ほぼ毎日散歩しているそうです。
そんないしぐろさんは散歩をしながら
どんなことを考えているのでしょうか。

いしぐろさんが書いた
「散歩のいいところ」というメモには、
1、すぐにできる
2、お金がかからない
3、景色がかわる
4、身体も心もリフレッシュできる
などなど

話を聞いていると、
散歩は、すっかり日常にとけ込み
なくてはならないもののようです。

今回は、そんな いしぐろさんといっしょに
お気に入りの場所を散歩してみたいと思います。
運がよければ、季節的に桜に出会える可能性も。

いしぐろさんは、
家事や育児に追われながらも、
文章力を身につけて、
イラストエッセイという仕事をしたいという思いから
第一歩を踏み出し、人とつながり、仕事に結びついたといいます。
そんな経験談も聞きながら、
春の日曜日の午前中を過ごしましょう。

最後には、いしぐろさんがラベルのイラストを手掛けた
武蔵境サイダーにも出会えるかもしれません。

第4回 ののわトーク&散歩
「散歩のいいところ」

日時2013年3月31日(日) 10:00~12:00
場所JR中央線 三鷹駅~武蔵境周辺
講師いしぐろゆうこ
進行萩原 修
定員12名(申込多数の場合は、抽選)
参加費無料(飲食代などの実費は、各自負担)
申込期間2013年2月20日(水)~2013年3月17日(日)

■当日の流れ
10:00 三鷹駅北口集合
10:00 はじめに
10:05 いしぐろゆうこさんの紹介
10:10~10:20 全員自己紹介
10:20~11:00 散歩
11:00~11:30 武蔵境駅北口すきっぷ通り商店街散策
11:30~12:00 トーク 質疑応答 まとめ

■講師プロフィール

いしぐろゆうこさん

いしぐろ ゆうこ(イラストレーター)

1976年 杉並区荻窪に生まれる
1978年 西東京市(旧田無市)に転居
1994年 武蔵野美術大学建築学科入学
1998年 卒業後、建築設計の仕事に携わる(2003年退職)
2003年 カタログ編集や企業広報の仕事に転職(2006年退職)
フリーランスのイラストレーターとしても活動を開始
2006年 武蔵野市に転居
2007年 2月、第1子出産
2008年 「エホン・テホン・ミホン展」に絵本「ゆりちゃん」を出展(mono gallery)
12月、第2子出産
2012年 3月、「書き方講座」で知り合った友人から、すきっぷ通り商店街のイラストを依頼される
4月、「むさし境サイダー」のラベルデザインを制作
5月、フリーマガジン「ゆめのはこ」の挿絵を担当
6月、すきっぷ通り商店街サマーセールポスターを制作
9月、ふじわらりわさんと「りわ∞ゆうこ イラスト展」開催(mono gallery)
11月と12月に「読売KODOMO新聞」のイラストと漫画を制作
2013年 現在、人との出会いを大切にしながら、子どもに関するイラストや漫画を制作している
http://www.geocities.jp/ehonn_goma/

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