ののわ

地域のみんなで探す 伝えたい"ののわ"

地域の人がライターとなり、自分のコトバで、
この地域の魅力を「発見」「発掘」「発信」していきます。

記事詳細

二カ月に一度、「オトナリatたちかわ」の楽しみ方

お隣、おとなり、オトナリ?

 立川の子ども未来センターの芝生広場で、偶数月の第一水曜日にちょっとかわったLIVEが開催されている。「オトナリatたちかわ」、名前もなんだか楽しそう、知人に誘われ参加してから回を重ねるごとに顔なじみも増え、気が付いたら毎回のように足を運んでいる。

 最初は平日の夜に人が来るのか少し疑っていたが、思いのほかたくさんの人が集まっていて驚いた、仕事帰りのサラリーマンやカップル、親子連れも多い。未来センターの小さな丘のある芝生広場、てっぺんにけやきの木、それを照らすスポット照明、どこか絵本の一ページを連想させる。

 建物のデッキ上には物販ブースがあり、少しだけお酒も売っている。その横で無料の受付を済ませ、手首にリストバンドを付けてもらう、買ったビール飲みながらピラミッドの形をした照明グッズやブックカバーなどの小物たちを眺める、おいしそうな野菜も並んでいる、どこか不思議な空間だ。

 芝生の丘からリハーサルの音楽が聞こえる、まもなくLIVEが始まるようだ。イスを持ちながら丘に向かっている人たちがいる、お客さん自身で運ぶ姿がどこかほほえましい。リハーサルが終わりいよいよ本番。芝生のてっぺんがステージだ。

まちとともに

オトナリatたちかわの第一回の開催は2014年の6月、まもなく丸2年をむかえる。開催のきっかけを主宰者の八崎さんに尋ねてみた。「以前からカホンという箱型の打楽器を作って演奏するワークショップを主催していて、その中で知り合ったミュージシャンの方たちと何かできないかな」と考えているところに、やはりカホンの縁で知り合ったこども未来センターの運営スタッフの方々も加わり、会うたびに立ち話で相談を繰り返し、少しづつ考えがまとまっていき、やがて商店街の方々にもご協力いただいて、そんな風に広がっていったそうだ。

「未来センターさんや商店街の方々の関わりが大きいと思います。デザイナーさんにしても、私一人ではとても」明るく謙虚に語る姿を見ていると、オトナリのイメージがどことなく八崎さんのイメージと重なる気がする。作り手の人柄が出たものなのかも知れない、特にこのようなコミュニティ場作りには。

「海外で暮らしているとき、スポーツ観戦に来ている人たちを見ていると、スタジアムや近くのバーに集まる、挨拶する、来ない仲間を心配する、そしてみんなでワイワイ観戦したりお酒を飲んだり、そんなサイクルで人が集っているのをみて、定期的に集まれる場所を作りたいとも考えていました」

いまでは人気が広がり、毎回200名以上の来場者があるそうだ、しかし「最初の開催のときはお客さんが来てくれるか不安でいっぱい」だったそうだ、そんなオトナリも次回6月で13回目。開催日が近づくと立川の街で「オトナリ」の言葉やオトナリshopsのフライヤー(ちらし)を目にすることも多くなった。

LIVEは終わってもオトナリは終わらない?

もうひとつのオトナリの楽しみ方は、LIVEがまちのお店と連動していること。付けてもらったリストバンドはそのままでフライヤーを見ながら街へ行こう。そういえばLIVEのときに音楽を楽しむ人の後方で、親しげに挨拶を交わす輪があることを思い出した。あの人達は街に飲みに行くことを楽しみにしているようにも見えた。

選んだお店に行くと、リストバンドを目印に特別な一品や美味しいドリンクなどがいただける。なによりこの街を愛する店主やお客さんと巡り合える。次回の約束も簡単、「二か月後の水曜日」で良い。

お店選びの基準をお聞きすると「足で稼いでいます」どうりで魅力的なお店が多いわけだ、オトナリ開催日以外にも、お店をチェックする必要があるかもしれない。「水曜日を選んだのはお店も比較的すいて、普段着のお店を楽しんでもらうため」とのこと。

偶数月開催のオトナリが終わると、すぐに二か月後のために動き出すそうだ、協力いただいたオトナリshopsを回り、お礼と反響を聞きつつ次回協力のお願い。デザイナーさんへ次回デザインの依頼、新規店開拓、ミュージシャンとの調整もある。当たり前だが足で稼ぐ部分が多いらしい。オトナリatたちかわのサイトを開いてみるとデザイン性が高く、古い言葉かもしれないが「いまどき」な作り、しかし大事な部分は足で稼ぐ、こんなところにも、人気の一因があるのかもしれない。

次回開催は6月1日の水曜日、梅雨入りの少し前にあたるが、少しくらいの雨でも、LIVEは未来センターの建物の中でできるから安心だ。友達や家族を誘って、ぜひオトナリatたちかわに足を運んでください。

(編集/テキスト 松井信雄/撮影 立川新聞社 戸田裕二 八崎 篤さん)

【information】

◆開催日:偶数月の第1水曜日
◆場所:立川こども未来センター(http://t-mirai.com)芝生広場
◆参加費無料
◆オトナリatたちかわ(http://otonarilive.com

松井信雄(地域ライター)
空想好き。頭の中の冒険家。

<気になるコト>
読むこと書くこと、そして調べることが好き。

※2016年5月23日現在の情報となります。

芝生のてっぺんの木の下で演奏、絵本みたい。

かわいらしいグッズも販売しています。(販売商品は毎回変わります)

もちろん飲食ブースも。

毎回かわいいデザインでオトナリを演出しています。(イラスト中井美菜)

手首にオトナリのリストバンドを付けて街へ行こう。

オトナリshopsのフライヤー(ちらし)も忘れずに。

一覧に戻る

ページトップに戻る

nonowa

みんなの「ののわ」

みんなの「ののわ」

二カ月に一度、「オトナリatたちかわ」の楽しみ方

立川の子ども未来センターの芝生広場で、偶数月の第一水曜日にちょっとかわったLIV…

詳細はコチラ >

みんなの「ののわ」

みんなの「ののわ」

スープ・カフェ「なんでもない日」
~温かな思いをスープに込めて~

立川市にある根川緑道は小川の清流に沿って続く約1、3kmの遊歩道で、春には250…

詳細はコチラ >

みんなの「ののわ」

みんなの「ののわ」

「なぜ、こんなに熱中できるんですか?」
~株式会社ヨシリツ「LaQ」イベント編~

7種類のピースから平面、立体、球面へと発展する、シンプルで奥深い面白さがファンを…

詳細はコチラ >

JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社
Suicle(スイクル)
駅から歩くウォークラリー「えきぽ」