ののわ

地域のみんなで探す 伝えたい"ののわ"

地域の人がライターとなり、自分のコトバで、
この地域の魅力を「発見」「発掘」「発信」していきます。

記事詳細

「ネイバーズ立川」

良質なコミュニケーションを図ることができる住宅

 立川の「こども未来センター」の道を挟んだ向かいに、ベーカリーカフェを併設した「ネイバーズ立川」が誕生したのは今年の9月のこと。「ソーシャルアパートメント」という名に相応しく、住人同士が交流できる豪華なラウンジにキッチン、PCの置かれたワーキングスペースなど他には類のない魅力的な賃貸マンションを考案したのはどんな企業なのだろうか。渋谷にある本社にお伺いして「株式会社グローバルエージェンツ」代表の山崎剛さんにお話をお聞きした。

常に「今、やっていることはベストなのか」と自問する

 山崎さんは小学5年生の時からずっと少林寺拳法や空手をやってきて、一時は本気で空手の道に進もうと考えていたという。実際に高校2年生の時には成人男子を交えた空手の大会で関東のベスト8まで行ったという猛者である。しかしその1か月後、優勝を目指して1年間練習を積んできた「全日本高校生空手道選手権大会」前日に“利き腕”の左肩を脱臼して出場を断念せざるを得なくなった。その時の「大会に出場して戦えなかった」という口惜しさが人生の原点となっているという。それでも持ち前の切り替えの早さからすぐに受験勉強に“軸足を移して”現役で大学へ合格したのは見事という他はない。
 元々、性格は“負けず嫌い”でマイナスの状況に陥った際には「このまま終わるわけにはいかない」という気持ちで乗り越えて来た。大学1年生の後半に半年間ロンドンに留学した際にも、一介の皿洗い専門のアルバイトから抜擢されてシェフまで上り詰めたという経験を持つ。
 切り替えが早いのは“母親譲り”で「常に自分のいる立ち位置を客観的に見て、今やっていることがベストなのか考えるようにしています」という。

リアルに交流できる住宅を作りたい

 山崎さんが「株式会社グローバルエージェンツ」を起業したのは大学4年生の5月のことで、その後、大学卒業と同時に同級生に会社を任せて自分は証券会社に3年間勤務していた。学生時代に起業をしたのは大学3年生の時に“投資ファンド”と“不動産デベロッパー”の会社でインターンとして働いた際に、基本的な投資と不動産の知識を得たことが大きいという。また早くからfacebookやmixiなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に親しみ、人と繋がる楽しさを実感すると共に「オンラインでこれほど人と繋がるニーズがあるのだから、リアルで繋がりたいという思いもある筈だ」という考えから、住人同士がコミュニケーションをはかれる住宅を作ることを思いついた。

カフェの様なラウンジ空間

 「ソーシャルアパートメント」の特徴はその豪華な共有空間にある。まるでカフェを思わせるかのようなおしゃれで寛げるラウンジに、最新式の家電製品や使い勝手のいい台所用品を取り揃えた広々としたオープンキッチン、そしてネット環境が整ったワーキングスペースなど他には類を見ない豪華さだ。
 さらに男女別に分かれたラウンドリーコーナーやバス&シャワーコーナーなど、衛生面にも配慮している。
 山崎さんはロンドン留学の際にテラスハウスへ下宿をしており、社会人になってからは社員寮や「外人ハウス」など様々な住空間に身を置いてみた経験があり、「住人同士で交流すること」に重きを置く一方で、住環境とりわけ衛生面の大切さを実感しているという。
 「ソーシャルアパートメント」の基本理念は「様々なタイプの人たちが集まって多様性が出てくると、さらに面白い人たちが集まってきて良質なコミュニケーションを図ることができるようになる」というのもので、「ネイバーズ立川」はまさにそれを具現化した住空間となっている。

朝の目覚めは焼き立てのパンと共に

 「ネイバーズ立川」に併設されたベーカリーカフェ「NEIGHBORS BRUNCH with パンとエスプレッソと」は表参道にある人気店「パンとエスプレッソと」からパンの技術提供を受け、朝7時から焼き立てのパンを提供している。住人は家賃の中に含まれた“パンや食事代”としてのプリペイドカードで毎月12,000円分を自由に利用できるために“日常的にカフェのある暮らし”を楽しめるようになっている。またこちらのベーカリーカフェは通りに面している為に一般のお客様も利用できる。最近ではその評判を聞きつけた近隣住民の方々が列をなしてパンを買い求める姿も見受けられるようになってきた。
 「カフェを通して街のたまり場を作る」のがコンセプトとはいえ、その情報伝達の速さは想像以上だったようだ。
 住人同士の繋がりを目的に作られた「ソーシャルアパートメント」併設のベーカリーカフェが近隣住民の憩いの場となっていく。これこそが真の意味での“ソーシャル化”とも言えよう。その結果ここから新たな繋がりが出て来る日もそう遠くはあるまい。

(編集/テキスト/撮影 伊藤万里)

【information】

「ネイバーズ立川」
http://www.social-apartment.com/builds/view/112

「株式会社グローバル・エージェンツ」
http://www.global-agents.co.jp/

伊藤万里(地域ライター)
普通の暮らしの中にこそ、多くの感動があります。日々、地域に根付いた美味しいもの、素敵な人たちとの出逢いを求めて、散策しています。好奇心の強さとフットワークの軽さが売りのライターです。

<気になるコト>
人が好き、小旅行、カフェ巡り、自然の中を自分の足で歩く、読書

※2014年12月20日現在の情報となります。

代表の山崎さんは「ここまでやって来て色々と大変な目にもあったけれど、今振り返ると全て幸運な方に進んできていますね」と常に感謝を忘れない。

「ネイバーズ立川」のラウンジ&キッチンはアメリカ西海岸風にデザインされている。(写真提供:株式会社グローバルエージェンツ)

広くて使い勝手のいいキッチンには「ル・クルーゼ」の鍋やココット皿も並ぶ。

ワーキングスペースの壁画はとても印象的で目を引く。

ワンルームマンションといえども居心地の良さは抜群で、クローゼットも大きく取ってある。(写真提供:株式会社グローバルエージェンツ)

屋上からの眺めは最高で、住人同士の交流の場となっている。(写真提供:株式会社グローバルエージェンツ)

人気のベーカリーカフェは天気のいい日にはテラス席までいっぱいになってしまうという。(写真提供:株式会社グローバルエージェンツ)

表参道の「パンとエスプレッソと」の看板メニューでもあるフレンチトーストや自家製のドーナツなどが看板メニューになっている。

一覧に戻る

ページトップに戻る

nonowa

みんなの「ののわ」

みんなの「ののわ」

二カ月に一度、「オトナリatたちかわ」の楽しみ方

立川の子ども未来センターの芝生広場で、偶数月の第一…

詳細はコチラ >

みんなの「ののわ」

みんなの「ののわ」

スープ・カフェ「なんでもない日」~温かな思いをスープに込めて~

立川市にある根川緑道は小川の清流に沿って続く約1、3…

詳細はコチラ >

JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社
Suicle(スイクル)
駅から歩くウォークラリー「えきぽ」