ののわ

地域のみんなで探す 伝えたい"ののわ"

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『国立文庫』を読んで出会った人
~谷保のテーマパークのような空間から広がる、新たな可能性とは~
山形俊平さん

 国立の人びとが織りなす過去・現在・未来の、47編の物語が収録された『国立文庫』*1という本がある。104ページ掲載の「アメリカのともだち」(ポケットに剣玉を入れた青年アレックスとジャッキンボックスワールド店主が、電子辞書を介しながら男の友情をはぐくむ物語)に惹かれるものがあり、お店を訪ねてみた。

 私を出迎えたのは、店頭に佇む巨大な緑色のゴリラのオブジェ。まるでテーマパークのような空間は、すべて店主である山形さんが制作を手掛けたものだ。「まだまだ未完成なんだよ。国立のサグラダファミリア*2みたいなもんだ」。そう言ってはにかむ山形さんといっしょに、お化けの木のテーブルで淹れたてのコーヒーを飲む。まるでおもちゃ箱の中にいるようだけれど、ほっと落ち着く。青年アレックスが初めて電子辞書で贈った言葉、「この店 は 居心地 が 良い」。それは年齢や国籍関係なく、訪れる誰もがそう思うのかもしれない。

 山形さんは、木製のオブジェやディスプレイ広告制作会社の社長なのだそうだ。店を訪れる人たちとともに、これまで培ってきた技術を活かした新しい可能性を拓いていきたい。それを楽しみにしているんだと、力を込めて話してくれた。

*1 『国立文庫』
国立のまちを物語でとらえるプロジェクト。アーティストの木村健世氏と国立文庫編集室によって今年5月に本になり、国立本店で配布中。
国立文庫:http://kunitachi-bunko.tumblr.com
国立本店:http://kunitachihonten.info

*2 サグラダファミリア
アントニオ・ガウディが設計したバルセロナにある大聖堂。1882年に着工したが現在もまだ工事が続いている

文:開作 優(地域ライター)
国分寺市に住む会社員。とれたて野菜を食べ、野良猫とたわむれる何でもない一日が好き。趣味は映画制作。

写真:大野智嗣(地域ライター)
三鷹市にある写真館、フォトスタジオソラ代表。出張撮影を主とするため、より地域に密着した写真を求めてののわに参加。

※2014年10月31日現在の情報となります。

ジャッキンボックスワールド店主、山形俊平さん。並行してイベント施工、デパート装飾、オブジェ制作なども手掛けている。
http://www.jackinthebox.jp

入口には看板ゴリラのイデアくんが佇む。奥のカウンターでは、ソフトアイス280円、ブレンドコーヒー280円などが注文できる。お店はほぼ毎日開いているけれど、たまに山形さんが外出してしまうこともあるため、事前にお店に電話しておくと確実だ。

フランスパンやナイフをかたどったオブジェをはじめ、実は店内の装飾はすべて木材や発泡スチロールでできている。廃材のネジのみで組まれた精巧なバイク模型もある。立体看板や舞台美術、ショーウィンドウの装飾などで培われてきた職人技だ。ジャッキンボックスワールドでは、この技術を活かした新しいアイディアを探求しているそう。

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