ののわ

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地域の暮らしと仕事について考える
『1月19日開催「第2回 ののわトーク&ワークショップ」リポート』

生活拠点で子育ても仕事も楽しむ人に会いに行く

「働くって何だろう?」――忙しい毎日を送っていると、ふとそんなことを思う瞬間がある、というのをよく聞きます。生き方が多様になり生活拠点の決め方もさまざまですが、「住まう家」、「職場・学校」、「人が出会い・集い・交流できる場所」が近くにあれば、どんな生活になるのでしょう。

1月19日に開催した第2回ののわトーク&ワークショップでは、緑豊かな街・小金井を拠点に子育てと作品制作を楽しんでいるイラストレーター、シルクスクリーン版画作家、やまさき薫さんと「暮らしと生活の拠点」について一緒に考えました。

散策しながら地域とのつながりを知る

当日は13:00に武蔵小金井駅南口に集合。集合場所に現れたやまさきさんは、旅行会社の添乗員のようにかわいらしい旗を振っていました。

「これからワークショップ会場まで散策しながら向かいまーす」。配布されたのはやまさきさんが手がけた「こがねいさんぽまっぷ」と「はけの森マップ」。やまさきさんとつながりがある場所を訪ねながら、ゴールの東小金井駅前まで街を案内してくれるということで、歩き出したやまさきさんに参加者12人が続きます。

最初に訪ねたのはカフェ「broom&bloom」。ここは、「住んでいる街で作品を発表したい」という思いを募らせたやまさきさんが、思いきってご自身の作品展開催の話を持ちかけた場所。ここでの展示会が地域の人たちに知ってもらう機会になり、店頭の布看板を作るきっかけにもなった、というお話をうかがいました。

その次は、国分寺崖線周辺で商いをする人達が企画・運営する「はけのおいしい朝市」の会場「dogdeco HOME 犬の家」へ。やまさきさんが朝市のコアメンバーになったいきさつや朝市の様子などをうかがいながら店内を見学させていただきました。

街の魅力を感じるおすすめスポットを訪ねる

続いておじゃましたのは、昭和の懐かしい文具からクリエイターの雑貨まで店主がセレクトしたグッズが並ぶ「中村文具店」と、もとは漢方薬局だったという建物が印象的な帆前掛け専門店「エニシング」。「はけの森緑地」や住宅街の細い道を歩きながら、「ここ、小金井神社は裏道があって、弓道場になっているですよ」と地元の人しかわからないような情報をやまさきさんにうかがいながら向かいます。「こんなところに、こんなお店があるなんて!」と参加者の皆さんがビックリするほどユニーク。「やまさきさんのおかげで小金井をもっと知りたくなった」「自分ひとりじゃ見つけられなかったからうれしい」といった声が聞こえてきました。

散策の最後は野川と都立武蔵野公園。バーベキュー場や野球場がある広々とした公園を眺めながら「こんないい場所があるんだねー」「近くにこんな公園があったら楽しいよね」としみじみ。皆さん、すっかり小金井の魅力にハマったようです。

おいしい空気をすって清々しい気分になった後は、一気に東小金井へ。トーク&ワークショップの会場へと向かいます。

地域で活躍する人の思いを聞く

武蔵小金井駅からトーク&ワークショップ会場がある東小金井の「黄金や」までは約1時間半の道のり。「黄金や」は、小金井市の賑わいづくりとまちおこしの交流拠点。地域資源を活用したオリジナル商品や市民生活に密着した商品を販売しています。

トーク&ワークショップは2階のカフェで。キッチン担当のふじわらなおさんが小金井産のゆずで作ったというジャムをお湯で割ったドリンクと、カフェ「broom&bloom」のクラッカーをいただきながら、やまさきさんが手がけた作品を見たり、改めて参加者全員で自己紹介をしたり。赤ちゃんも一緒に参加した方もいて、ゆるりと時間が流れていきます。

自己紹介では、「自分の生活と仕事がかけ離れていて、できれば住まいの近くで仕事ができたらいいな」と考えている人が続々と。「地元で活躍するやまさきさんの、暮らしと生活の拠点づくりが知りたい」という声が多く聞かれました。

それを受けて、出身地の鹿児島から東京の大学を受験したきっかけや、デザイン事務所に就職した経緯、事務所を辞めてフリーランスのデザイナー・イラストレーターとして活動を開始してから現在までのことを語ってくれたやまさきさん。

今の肩書は、シルクスクリーン版画作家、デザイナー、イラストレーターなど多岐に渡りますが、生活に近いところで活動を行うと、意識しなくても自然とそのような状態になるのでしょうか? 「このエリアは、色々なことをやっている人が多いですよね。歳を重ねていくと幅が狭くなって『これだけをやりたい』と思うようになるので、わたしも今の時点では共感し合える人達とつながりをつくり、できるだけ幅を狭めないようにしています」。

ワークショップはオーナメントづくり

やまさきさんのお話をうかがった後は、ワークショップ。参加者全員でオーナメントを作りました。

やまさきさんは「つくることを遠ざけたくない。つくるきっかけ、つくる気持ちを作る仕事をしたい」という思いから、「できるだけ身近な家にあるような、材料でちょっと手を加えたら簡単にできる」ワークショップを行っているそうです。

「今後、発信の場がどんどん広がっても、何を大事にしているのか、やりたいことは何なのか、その感覚が同じ人達を大切にしたい」とやまさきさん。暮らすこと。つくること、人に伝えること、どれも同じくらい大切に考え、今後も共感し合える人達とつながりをつくりたい。そんな思いが伝わってきました。

イベント終了後は、名刺交換や情報交換をするなど、皆さんどこか名残惜しい様子。ここでつながった新しい縁が、またどこかでつながって大きな輪になるようにと願って解散しました。

(編集/テキスト 地域ライター 石川 理麻)

小金井散策

やまさきさんの案内で武蔵小金井~東小金井を散策。写真は「はけのおいしい朝市」の会場「dogdeco HOME 犬の家」

はけの小路

「はけの小路」を歩く。ここは、映画『借りぐらしのアリエッティ』のラストシーンのモデルとなった場所として知られています

ワークショップ

ワークショップでオーナメントを製作中。「こんなことしたの、学校の授業以来だよ」という人も。皆さん夢中です

オーナメント

ゆらゆら揺れるオーナメントを見て参加した赤ちゃんも大喜び。これをいくつか連ねるとモビールになります

やまさき薫さん

やまさき薫さん。シルクスクリーン版画画家、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍中。小金井市を生活の拠点にして、子育てをしながら作品制作やワークショップなどを行っています

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